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アジア株:上昇、ギリシャの財政緊縮案可決を好感-HSBCが高い

30日午前のアジア株式相場は上昇。 このままいけば、指標のMSCIアジア太平洋指数は終値ベースで約 1カ月ぶりの高値となる。ギリシャ議会が財政緊縮案を可決し、ドイ ツの金融機関が保有するギリシャ国債のロールオーバー(借り換え) に応じる方向で協議が進んでおり、銀行危機をめぐる懸念が和らいだ。

時価総額で欧州最大の銀行、HSBCホールディングスは香港市 場で1.8%高。ギリシャが金融支援を確保し、銀行システムの安定を 損ないかねない国債のデフォルト(債務不履行)を回避できるとの期 待が広がった。欧州の売り上げが全体の21%を占めるソニーも上昇。 世界最大の鉱山会社で、オーストラリア最大の石油会社、英豪系BH Pビリトンは0.7%高。原油と金属の先物相場上昇を好感した。

いちよし投資顧問の秋野充成運用部長は「ギリシャの財政問題は 今後も紆余(うよ)曲折があろうが、ひとまず市場の期待通り、中期 財政計画が議会承認され、最悪の事態は回避できた」と指摘。目先は、 投資家がリスクを取りに動きやすくなるとの見方を示した。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午前11時24分現在、前日 比1%高の134.62。このままいけば終値ベースで6月1日以来の高値 となり、四半期ベースでの下げ幅が縮小する。指数構成銘柄のうち、 値上がりと値下がりの割合は約2対1。

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