翌日物0.06%台、四半期末も余剰感強い-コール残高8年半ぶり低水準

短期金融市場の無担保コール翌日 物は誘導目標「0-0.1%」に対して0.06%台を中心に推移した。6 月末の四半期末で通常は資金需要が強まるが、高水準の当座預金残高 を背景に余剰感が強く、調達需要は限定的だった。

短資会社によると、この日の翌日物は、信託銀行や地方銀行が

0.06-0.065%、都市銀行は0.055-0.06%で資金を確保した。前日の 加重平均金利は0.069%。

短資協会がこの日公表した29日時点の無担保コール取引残高は 前日比2659億円減の3兆4574億円と、2003年1月14日(3兆4038 億円)以来、約8年半ぶりの水準まで落ち込んだ。

セントラル短資の金武審祐執行役員は、「当座預金が30兆円台で 維持されているため、無担保コール取引は資金の取り手が少なくなっ ている」と言う。

この日の当座預金は33兆2000億円程度。20日の国債償還以降、 33兆-35兆円と5月上旬以来の高水準で推移しており、銀行は準備預 金の積みが大幅に進んで資金調達を減らしている。

金武氏によると、7月は4日の税揚げなど2兆-3兆円規模の資 金不足日が続くため、「日銀は国債の大量償還で膨らんだ当座預金を無 理に削減することはしない」と言う。

レポ(現金担保付債券貸借)は準備預金の付利金利0.10%付近で 推移した。日銀は4日スタートの全店共通担保オペ1兆4000億円(7 月4日-28日)を新規で実施。7943億円の応札が集まった。

一方、国庫短期証券(TB)では、残存期間3-4カ月程度の10 月償還銘柄で0.085%の取引が少額成立した程度だった。前日に入札 された3カ月物204回債は0.095%の買い気配、0.09%の売り気配。

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