ムーディーズ:米国がデフォルトなら「Aa」の範囲に格下げの公算大

米格付け会社ムーディーズ・イン ベスターズ・サービスは、米議会が法定債務上限の引き上げで合意で きず米国がデフォルト(債務不履行)に陥った場合には、同国の信用 格付けを「Aa」の範囲に引き下げる公算が大きいとの見解を明らか にした。

ムーディーズは29日のリポートで、米政府の「Aaa」格付けに 直接関連している格付けも米国の格付けと同調して動くとし、州・地 方政府の一部の「Aaa」格付けが影響を受けやすいだろうと説明し た。同社は今月2日、債務上限の引き上げ問題が7月半ばまでに前進 しなければ、米国の格付けを格下げ方向で見直すと発表していた。

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は29日、 米国の債務上限が引き上げられずデフォルトに陥った場合には、同国 のソブリン格付けを最低の「D」に引き下げる方針を示した。同社ソ ブリン格付け委員会のジョン・チェンバース委員長が明らかにした。

議会とオバマ政権の協議の行き詰まりが長引く中、デリバティブ (金融派生商品)市場では、米国債のデフォルトに備えた保証料が上 昇している。マークイット・グループによると、米国債のデフォルト に備えた1年間の保証料は、米国の借り入れが限界に達した5月16日 時点の24ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)から今月28日 には51bpに上昇した。

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