米高校生:アルコール・麻薬依存症、8人に1人-最も深刻な健康問題

米国人のアルコールと麻薬中毒者 の90%が18歳未満から常習を始め、薬物乱用が米国の公衆衛生の最も 深刻な問題となっていることが、調査で明らかになった。

米コロンビア大学の全米薬物常習・乱用センターが29日発表した 調査によると、過去10年間にわたって続けられてきた未成年者の飲酒 や薬物乱用抑制の取り組みの効果が薄れている可能性がある。リポート の主執筆者、スーザン・フォスター氏によると、10代の薬物乱用全体 は1999年以降減少しているが、高校生の8人に1人がアルコールか麻 薬の依存症となっている。

調査によると、これらの物質の使用が不慮の外傷や殺人、自殺とい った若者の死因の上位3つにつながっている。薬物関連事件の少年司法 のコストは少なくとも140億ドル(約1兆1300億円)に上る。調査に よると、連邦と州政府の薬物利用と依存症の医療コストは2005年に 2072億ドルに上り、この問題の原因は患者が10代のころにさかのぼ る。

同センターの政策調査・分析担当バイスプレジデント兼ディレクタ ーのフォスター氏はインタビューで「多くの高校生が常習的な症状の臨 床的定義に当てはまるのは衝撃的だ」と指摘した。

調査員らは、生徒や保護者、学校職員、医療関係者への調査、科学 論文、専門家のインタビューなどのデータを分析。リポートによると、 全体の76%に相当する約1000万人の高校生がたばこやアルコール、 マリファナ、コカインなどの常習性薬物を利用したことがある。フォス ター氏によれば、このうち治療を求めているのは6%だった。

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