デンマークで再び地銀が破綻-海外資金の調達で国内行は尻込み

デンマークの中堅銀行に対する 海外投資家の社債投資が消極的になっている。2月のアマゲルバンケ ン破綻に続き、国内の地方銀行が再び破綻したことが響いている。

国内4位の銀行、スパー・ノルド銀行は今月24日のフィヨルド バンク・モース破綻の影響が収まるのを待っており、外国人投資家に 対する働き掛けは控えている。スパー・ノルド銀のコミュニケーショ ン担当責任者、オレ・マドセン氏が28日の電話インタビューで述べ た。

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは5月15 日、デンマークの各行が2月6日のアマゲルバンケン破綻に伴い資金 調達コストの長期的な上昇に直面していると指摘。アマゲルバンケン の整理では、国内法に基づき欧州連合(EU)域内で初めて優先債保 有者が損失を被る事態となった。ムーディーズはその後、政府支援が ないことを理由に国内最大のダンスケ銀行を含め多くのデンマークの 銀行を格下げした。

マドセン氏は「国際市場で資金調達を試してはいない。アマゲル バンケン破綻で舞い上がったほこりがまだ残っている」と話し、フィ ヨルドバンク破綻直後に国際市場で投資家を探そうとすれば、「アマ ゲルバンケン破綻後同様の悪いタイミングということになるだろう」 と続けた。

アマゲルバンケン破綻を受け2月に社債発行を中止したスパー・ ノルド銀は28日、国内の機関投資家向けに3年債、2億5000万デン マーク・クローネ(約39億円)を起債したと発表した。

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