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米連邦職員80万人が自宅待機も-債務上限引き上げの承認なければ

米議会が債務上限14兆3000億ド ル(約1160兆円)の引き上げを承認しなければ、米政府は義務的支出 の約50%を賄えず、約80万人の連邦職員が自宅待機を迫られる可能 性がある。

米シンクタンク「超党派政策センター」(BPC)が作成したリポ ートによれば、8月前半のある時点で退役軍人省や教育省、住宅都市 開発省の予算は底を突き、失業保険や内国歳入庁(IRS)の還付金 の支払いもできなくなる恐れがある。

ブッシュ政権で財務次官を務めた執筆者のジェイ・パウエル氏は 記者会見で、「現実社会は混乱状態になるだろう。財務省が勝者と敗者 を決めることになろう」と語った。

リポートは、米政府がデフォルト(債務不履行)に陥るリスクを 否定する共和党のパット・トゥーミー上院議員(ペンシルベニア州) やミッシェル・バックマン下院議員(ミネソタ州)らの主張に異議を 唱えるものだ。共和党の大統領候補指名を狙うティム・ポーレンティ ー前ミネソタ州知事は28日、共和党は債務上限引き上げに同意する前 に大幅な支出削減を求めて粘るべきだと述べ、議会の共和党指導部に 同調する姿勢を示した。

過去数年間の財務省の8月のキャッシュフローを分析したリポー トは、ガイトナー財務長官が社会保障やメディケア(高齢者医療保険 制度)、メディケイド(低所得者向け医療保険制度)の給付、軍人への 支払いを優先しても、それらのカバーでぎりぎりになると予想してい る。

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