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ラガルド仏財務相、IMF専務理事就任後は欧州と距離を置く必要も

国際通貨基金(IMF)の次期専 務理事に選出されたフランスのラガルド財務相は、ギリシャ債務危機 に対するIMFの対応強化を求める圧力の中、自身の選出を支えた欧 州とは距離を置こうする可能性がある。

ラガルド氏(55)は28日にワシントンで開かれた理事会で、メキ シコのカルステンス中央銀行総裁を抑えて次期専務理事に選出された。 暴行未遂などの容疑で先月逮捕され辞任したストロスカーン前専務理 事の後任として7月5日にIMFのトップに就く。

仏財務相として1年以上にわたりギリシャ危機の封じ込めを目指 してきたラガルド氏は今後、自らの忠誠を187カ国が加盟するIMF にシフトする必要がある。ギリシャが救済条件の順守に難航している ため、IMFは融資と交換により厳しいルールを課し、欧州には一部 の債務再編の受け入れを迫る必要があると、元IMF当局者のエスワ ール・プラサド氏は指摘する。

現在はブルッキングス研究所の上級研究員を務めるプラサド氏は 電子メールで、「ラガルド氏が最初に直面する大きな課題は、IMFに よるギリシャへの関与を激しい怒りを招かず、えこひいきもしない形 で管理することだ」と指摘。「IMFは重要なプレーヤーだが、ギリシ ャ支援ではある意味、第三者でもあった」とも述べ、今後は「より積 極的な役割」を担わねばならないと付け加えた。

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