ウォーホルやベーコンの現代美術品競売、落札総額100億円-ロンドン

クリスティーズ・インターナショ ナルが開いたオークションで、アイルランドの画家フランシス・ベーコ ンや英画家ピーター・ドイグ、米ポップアートの画家、アンディ・ウォ ーホルの作品などが高額で落札され、総額は7880万ポンド(約100億 円)と、同社がロンドンで開催した現代美術作品のオークションとして 2008年6月以降で最高額を記録した。

28日夜開かれたオークションで最高値を付けたのは、ベーコンの 「Study for a Portrait」(1953年)で、ローマ法王を描いたシ リーズの先駆けとなった作品。スイスの起業家で美術品コレクターのド ナルド・ヘス氏が出品した。ロシアの顧客を担当するクリスティーズの 専門家、サンドラ・ネドウェツカイア氏が電話による応札者の代理人を 務め、他の2人の電話による応札者の提示価格を上回る1800万ポンド で落札した。予想価格は約1100万ポンドだった。

ベーコンの同様の作品「Man in Blue VI」(1954年)は、クリ スティーズが金融危機のさなかの2009年2月に開いたオークションで 400万-500万ポンドの値が付くと予想されながら落札されなかった。 今回の予想価格を上回る落札は、当時とは対照的な結果となった。

ロンドンを拠点とする美術品ディーラー、オファー・ウォーターマ ン氏は「ベーコンが復活した」と指摘。「ギリシャの問題などにより2 分でベッドから転げ落ちる可能性もあるが、美術品市場は堅調だ。現時 点では資産区分としての美術品に投資する潤沢な資金を保有する人々が いる」と述べた。

今回のオークションには65点が出品され、予想落札総額は5530 万-7680万ポンドだった。ロンドンで数回にわたって開催されるオー クションの一環で、全オークションの落札総額は最高1億9500万ポン ドが見込まれ、価値の高い現代美術作品の売り手心理の回復を反映して いる。

ウォーホルのシルクスクリーン「Mao(毛沢東)」(1973年)は 電話による応札者が700万ポンドで落札。予想価格は600万-800万 ポンドだった。

(レイバーン氏は美術品市場に関してブルームバーグ・ニュース に寄稿しています。この記事の内容は同氏自身の見解です)

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