EU銀行ストレステスト結果めぐる憶測は根拠ない-欧州銀行監督機構

欧州連合(EU)の今年の銀行 ストレステスト(健全性審査)の結果をめぐる「憶測には全く根拠が ない」と欧州銀行監督機構(EBA)が指摘した。

EBAのアンドレア・エンリア議長は29日、ロンドンでの講演 で、早ければ来月公表されるテストのデータについて、まだ処理中だ と述べた。事情に詳しい関係者はブルームバーグ・ニュースに、EB Aがテストの信頼性を高めるために最大15行を「不合格」にする可 能性があると述べている。

昨年のテストでは各国の監督当局がそれぞれの資本定義を採用し、 銀行アナリストらからは厳格さが不十分との批判が出た。エンリア議 長は「まだ銀行からの結果提出を受けているところで、今後数日にデ ータの質を検証する」とし、「その時点で、結果を発表できる時期に ついて現実的な見積もりが可能になる」と述べた。

91行を対象とした今年のテストでは、狭義の中核的自己資本で あるコアTier1比率で5%以上が求められる。

エンリア議長はテストの進み具合について、データの「最終的な 質の確認と相互チェックの作業がまだだ」と説明した。EBAは先週、 欧州の財政危機国の国債保有による損失を銀行が考慮するようテスト 基準を強化したことを明らかにした。

ロイター通信は28日、EBAが最大15行を不合格にする可能 性があると報じていた。

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