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ギリシャ債ロールオーバー、デフォルトである公算極めて大-フィッチ

格付け会社フィッチ・レーティ ングスは、民間投資家をギリシャ債ロールオーバーに参加させる欧州 連合(EU)の計画が実行された場合、ギリシャがデフォルト(債務 不履行)したと判断する「公算が極めて大きい」と、ソブリン格付け 責任者のデービッド・ライリー氏が明らかにした。

EU加盟国の首脳らは第2次ギリシャ救済の一部として民間投資 家のコスト分担を求め、向こう3年に満期を迎えるギリシャ債のうち 少なくとも300億ユーロ(約3兆4600億円)について保有者が借 り換えに応じることを目指している。

ロンドン在勤のライリー氏は英紙フィナンシャル・タイムズ(F T)に寄せた書簡で、「そのようなシナリオをフィッチはソブリン債 デフォルトイベントと見なしギリシャのソブリン債を制限的デフォル ト格付けとする公算が極めて大きい」と記している。

同氏はさらに、デフォルト格付けを回避することに重点が置かれ 過ぎていると指摘。「特定の格付けを回避するためにこれほどの努力 が払われているもようなのは驚きであり不幸なことだ」として、「は るかに重要でギリシャとその債権者にとって利益になるのは、現在の 危機に対し信頼に足る解決策を確保することだ」と論じた。

格付けに対する市場の注目の高さを踏まえライリー氏は、「デフ ォルトのように見えるものに対しては、フィッチはデフォルトの格付 けを付与する」とくぎを刺した。

ライリー氏は、ギリシャ債のロールオーバーは「金利または元本 の支払い停止」に当たらず、ギリシャがデフォルト格付けに引き下げ られることはないとフィッチが「示唆した」との24日付のFT紙の 記事に反論した。フィッチは同社基準の「文言だけでなく真髄におい て判断する」と強調している。

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