中国株(終了):6日続伸-インフレはピークとの観測、欧州懸念の後

中国株式市場では、上海総合指数 が6営業日続伸し、ここ4カ月ほどで最長の上昇局面となった。イン フレがピークに達しつつあることで追加利上げの必要性が低下すると の観測や、欧州債務危機が緩和しつつあるとの見方が背景。

中国最大のセメントメーカー、安徽海螺水泥(600585 CH)は1.8% 高。政府が手頃な住宅の建設資金を調達するための社債発行を支援す る方針を示したことを受け、建築資材メーカー株が買われた。同じく セメントメーカーの広東塔牌集団(002233 CH)は値幅制限いっぱいの 10%高だった。銅生産で中国4位の雲南銅業(000878 CH)は1.8%高。 銅相場上昇が好感され、約1カ月ぶりの高値を付けた。

大衆保険のファンドマネジャー、呉侃氏(上海在勤)は「現在の 株価は、企業業績の悪化と景気減速を完全に織り込んでいる」と指摘。 「欧州債務問題がやや改善していることや、引き締め策が緩和される 可能性のあることが適度な上昇相場を支えるだろう。良いニュースが 多い」と述べた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動す る上海総合指数は、前日比0.97ポイント高の2759.20で終了。6営業 日続伸は2月17日以来。上海、深圳両証取のA株に連動するCSI300 指数は前日比0.2%高の3041.73となった。

中国証券報はこの日の社説で、インフレ率が6月か7月にピーク をつける可能性があるため、中国当局が金融政策の一段の引き締め策 を講じる余地は乏しいと論じた。

銀行株は軟調だった。中国銀行業監督管理委員会(銀監会)が銀 行に対して、個々の割引手形取引の精査を命じたと毎日経済新聞が報 じたことが嫌気された。招商銀行(600036 CH)は0.8%安。中信銀行 (Citic銀行、601998 CH)は1%値下がりした。

--Zhang Shidong. Editors: Allen Wan

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