アジア株:反発、MSCIアジア太平洋指数は金融株中心に買い

28日のアジア株式市場で指標の MSCIアジア太平洋指数は約1週間ぶり大幅下落となった前日から 反発した。

同指数は日本時間午後4時2分現在、前日比0.3%高。指数構成 銘柄のうち値上がりと値下がりの割合は約7対5。前日は1.1%下げ ていた。ただ、今月に入ってから3.8%安と、このままいけば月間ベ ースでは2010年5月以来で最悪のパフォーマンスとなる。日経平均 株価の終値は前日比70円67銭(0.7%)高の9648円98銭。

指数上昇の寄与度が最大だったのはウェストパック銀行など金融 銘柄。業種別指数で銀行・保険・不動産開発は、年初来で6.1%下落 し、今月の株価収益率(PER、業績見通しベース)は11.4倍と、 08年10月以来の低水準に下がっている。

米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)のアジ ア担当株式調査部門ディレクターのロレイン・タン氏は、シンガポー ルでのブルームバーグテレビジョンとのインタビューで「バリュエー ション(株価評価)は相対的に魅力的だ」と指摘。「一部の悪材料は 織り込み済みだが、問題を抱えている他の南欧諸国に連鎖反応が起こ れば、相場のセンチメントが打撃を受けるのは明らかだ」と語った。

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