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モルガンSやシティが「ミニボンド」提案、手数料収入狙いか-米加州

【記者:James Nash】

6月28日(ブルームバーグ):米銀モルガン・スタンレーとシテ ィグループは、州債の下落で利益を得る投資をアレンジしていたとし て、カリフォルニア州から批判を受けている。これらの銀行が同州の ビル・ロッキャー財務官に対して、個人投資家への州債の販売を拡大 するため、額面25ドルの「ミニボンド」の発行を可能にする法律の 制定を働き掛けていたことが明らかになった。

ロッキャー財務官(民主)は2009年後半から10年初めにかけて、 モルガンとシティのほか、ウェルズ・ファーゴ、RBCキャピタル・ マーケッツからの案を検討し、額面が通常の1000ドルよりも少額の 州債を発行する提案を行った。ブルームバーグ・ニュースが公文書の 公開請求を通じて、財務官の公務記録を入手した。

財務官の広報担当トム・ドレスラー氏は、これらの銀行のクレジ ット・デフォルト・スワップ(CDS)をめぐる慣行を財務官が批判 していたとしても、銀行から出された提案を検討しなければ、職務怠 慢に当たるだろうと説明。額面を少額にすることで、プロが運用する ファンド以外にも州債の市場を拡大できると財務官は確信していると 強調した。

もともと額面1000ドルだった州債が額面25ドルで40分割され れば、債券取引で手数料収入を得る銀行の利益につながる。

ミニボンド法案に反対票を投じた加州下院のダイアン・ハーキー 議員(共和)は「われわれはウォール街の金融機関を叩くが、彼らが 受け取る手数料を見れば、それは当然だと思う。しかし、その同じ銀 行のところに行き、革新的な投資手段を提案するよう求めているのだ からおかしな話だ」と話す。法案は5月23日に下院を通過し、上院 の採決待ちとなっている。

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