セーフウェイ:自然食品が「平凡」脱却の切り札-米スーパー競合激化

米食品スーパー大手のセーフウェ イは天然素材を利用した食品の新シリーズの発売を記念して、サンフラ ンシスコのゴールデンゲートブリッジを見下ろすマリーナグリーン広場 に世界最大のピクニックテーブルを設置した。そして、料理専門テレビ 局フード・ネットワークのシェフ、タイラー・フローレンス氏に依頼し これらの素材を調理してもらった。

このブランド「オープン・ネーチャー」は1月から展開。ソーセー ジやアイスクリーム、サラダドレッシング、パン、ヨーグルトを発売し 全て人工の着色料や香味料、保存料は使用していない。セーフウェイに よると、有機栽培や低脂肪、低カロリーではない物も含めた自然食品の 市場規模は40億ドル(約3200億円)に上り、大手食品スーパーはまだ ほとんど参入していない。

セーフウェイのスティーブン・バード最高経営責任者(CEO)は 「オープン・ネーチャー」ブランドに加え、値下げや個人向けデジタル クーポンを配布する新ウェブサイトを活用し、リセッション(景気後 退)中にウォルマート・ストアーズなどのより価格帯の低い競合企業に 移行した買い物客を再び引き付けようとしている。一方、ホールフーズ ・マーケットは富裕層の顧客の獲得でより成功している。

食料品小売業界コンサルタントでDJLリサーチ社長のデービッ ド・リビングストン氏は「セーフウェイは難しい立場に立っている。ウ ォルマートとは価格で競合できず、ホールフーズとは品質で競争できな い。地域の小規模な食料品店チェーンとはサービスで競えない」と指 摘。「セーフウェイは平凡でこれといった特徴のない食料品店だ」との 見方を示す。

セーフウェイは開店後1年以上の店舗のガソリンを除く売上高が 2011年に最大1.5%増加すると予想している。昨年は2%減少した。

セーフウェイの株価の年初来上昇率は1%未満。S&P500種食品 小売り指数の上昇率は8.2%となっている。ブルームバーグの調査によ ると、アナリストのうち同社の株価の投資判断を「売り」としている人 の方が「買い」より多く、ほぼ半数が「ホールド」としている。

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