米社債保証コスト低下、ギリシャ問題進展で-クレジットデリバティブ

27日のクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが昨年10 月4日以来の高水準から低下した。ギリシャ債権者が同国のデフォ ルト(債務不履行)回避に向けた計画で前進したとの報道が手掛か り。

マークイット・グループによれば、北米企業の信用リスクの指 標であるマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、ニ ューヨーク時間午後5時2分(日本時間28日午前6時2分)現在、 1ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)下げて100bp。

フィフス・サード・アセット・マネジメントの課税債券担当デ ィレクター、デービッド・ウィズロー氏は、ギリシャ債権者が同国 のデフォルトを回避するため保有する同国債の70%をロールオー バー(借り換え)する方向で合意に向かっているもようだと伝えら れたことが、この日の信用市場の「基調改善につながっている」と 分析した。

同氏は電話インタビューで、「銀行の行動は自発的なものだと認 識される必要がある」と指摘。ギリシャ国債の償還期限延長を強制 されれば、「テクニカルなデフォルトと見なされ」、信用市場を通じ て多くの影響が生じ、壊滅的な結果をもたらすだろうと述べた。そ の上で、自発的ロールオーバーによって直接の圧力は緩和されるも のの、投資家は引き続き保険を求めるだろうとの見方を示した。

ウィズロー氏は「ギリシャが最終的にこうした状況から抜け出 せるかどうかは分からない。現段階では、単に時間稼ぎをしている にすぎない」と述べた。

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