5月の米個人消費:前月比変わらず、実質は2カ月連続マイナス

5月の米個人消費は、伸びを 見込んだ市場予想に反して前月からほぼ変化がなかった。物価上昇 と悪化する雇用見通しの中で、米消費者は支出を切り詰めている。

米商務省が発表した5月の個人消費支出(PCE)は前月比 ほぼ変わらず。ブルームバーグがまとめたエコノミストの予想中央 値は0.1%増だった。前月は0.3%増と速報値(0.4%増)から下 方修正された。

個人所得は前月比0.3%増加した。市場予想は0.4%増だった。 賃金・給与は0.2%増と前月の0.4%増から減速した。貯蓄率は5% に上昇した。前月は4.9%。

PCE価格指数は前年比で2.5%上昇と、前月の2.2%から 伸びが加速した。食品とエネルギーを除くPCEコア価格指数は

1.2%上昇。前月は1.1%上昇だった。前月比では0.3%上昇と、 月間で2009年10月以来最大の伸びだった。

5月のPCEは、インフレ調整後ベースで前月に続き前月比

0.1%減。2カ月連続でマイナスを記録するのは、景気後退期に あった2009年前半以来、2年ぶり。

FTNファイナンシャルのチーフエコノミスト、クリス・ロ ー氏は、「今四半期は非常に低いペースで推移するだろう」と述 べ、「その最大の理由はガソリン価格だ。従って、過去数週間で 原油価格がかなり下落したのは実に明るい材料だ」と続けた。

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