中国地方政府の債務133.5兆円-中国国務院の審計署が返済リスク警告

中国当局による会計監査の結果、 国内地方政府が抱える債務総額は昨年末時点で10兆7000億元(約133 兆5000億円)に上っていることが判明、返済リスクが浮き彫りになっ た。

中国国務院の審計署(会計検査院に相当)がウェブサイトに掲載 したリポートで明らかにしたもので、地方政府が設立した投融資企業 のうち148は支払い期限の過ぎた債務80億元超を抱えており、また投 融資企業全体の5%余りは既存融資の返済のために銀行から新規借り 入れを行っている状況だという。

審計署の劉家義審計長の講演原稿によると、27日に同審計長は 「一部の地方政府は資金調達基盤の管理が基準に沿ったものではなく、 その債務返済能力も極めて脆弱(ぜいじゃく)だ」と警告。一部の地 方政府が債務返済の上で土地からの収入に大きく依存していることな どに言及した。

中国当局は、銀行が不良債権を抱え込むリスクを踏まえ、道路や 空港などのインフラ整備に向けた地方政府の資金調達に対する調査を 強化している。地方政府は債券発行や銀行から直接借り入れることを 禁じられており、審計署によると資金調達に向けて設立された投融資 企業は2010年末までに6576に達している。

劉審計長は講演原稿の中で、省および一部の都市政府に適切な規 模の債券発行を認める方向で検討するよう同国当局に提案。債券発行 計画については国務院からの承認を必要とすべきだと指摘した。

参考画面: 翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先: 東京 小針章子 Akiko Kobari +81-3-3201-8879 akobari@bloomberg.net    Editor:Yoshito Okubo 記事に関する記者への問い合わせ先: 記事に関するエディターへの問い合わせ先: Gregory Turk at +86-21-6104-3037 or gturk2@bloomberg.net

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