コンテンツにスキップする

米国株(24日):下落、欧州危機への懸念続く-オラクル安い

米株式相場は下落。S&P500 種株価指数は3日続落となった。欧州債務危機が深刻化しているとの 懸念が広がった。オラクルなどテクノロジー株も値下がり。

S&P500種のテクノロジー株指数は1.8%安となった。データ ベース・ソフトウエア世界最大手のオラクルは、ハードウエア売上高の 減少が嫌気され下落。半導体メモリーメーカー米最大手マイクロン・テ クノロジーは大幅安。同社が発表した決算では、利益と売上高ともにア ナリスト予想に届かなかった。JPモルガン・チェースとバンク・オ ブ・アメリカ(BOA)は、欧州の銀行株が下げたことに連れ安となっ た。

S&P500種株価指数は前日比1.2%安の1268.45。月初からの 下落率は5.7%となった。ダウ工業株30種平均はこの日115.42ドル (1%)下げて11934.58ドル。ニューヨーク時間午後4時50分現 在の米証券取引所全体の売買高は99億株余りで、3月以来の高水準と なった。ラッセル・インベストメンツの指数の年次リバランス(構成銘 柄の変更)に伴う売買が影響した。

ソラリス・グループのティモシー・グリスキー最高投資責任者 (CIO)は「市場は6月に入ってから、調整モードになっている」 とし、「焦点は欧州の債務危機だ。ギリシャの危機、そしてその感染 の可能性だ」と続けた。

ムーディーズの格付け見直し

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは23日、 イタリアの銀行13行の格付けを引き下げる方向で見直すことを明らか にした。これに反応して欧州株がこの日下げ、米国も銀行株を中心に下 落した。

米商務省が24日発表した5月の製造業耐久財受注額は前月比で

1.9%増加した。伸びは、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想 の中央値(1.5%増)を上回った。これに反応し、通常取引開始前には 米株式先物が上昇した。またコンピューターや通信機器など、設備投資 の先行指標となる航空機を除く非国防資本財(コア資本財)も市場予想 を上回った。

LPLファイナンシャルのバート・ホワイト最高投資責任者 (CIO)は「景気のほんの一時的な軟化局面だという兆候が示されつ つある」とし、「下期には景気は改善すると見込んでいる」と続けた。

テクノロジー株が下落

S&P500種のテクノロジー指数は1.8%安。同指数を構成する 74銘柄中70銘柄が下げた。

オラクルは4.1%安の31.14ドル。ラリー・エリソン最高経営責任 者(CEO)は、企業がテクノロジー関連予算を増やしデータセンタ ーのサーバーやデータベースを拡充する中で、昨年のサン・マイクロシ ステムズ買収を利益につなげようと取り組んできた。新規ソフトウエ ア・ライセンス収入と利益は予想を上回ったものの、ハードウエア売上 高が失望的だったことが業績見通しに暗い影を投げ掛けている。

マイクロン・テクノロジーは13%安の7.30ドル。同社は、供給増 とラップトップ型パソコン向け需要鈍化で、パソコン向けDRAM (記憶保持動作が必要な随時書き込み読み出しメモリー)の価格が下落 したと指摘した。

24銘柄で構成するKBW銀行株指数は1%安。資産額で米最大の銀 行BOAは1.8%安の10.52ドル。JPモルガンは1.5%下げて

39.49ドル。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE