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【個別銘柄】輸出、船井電、ニトリHD、銀行、ナカバヤシ、東海汽

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株価変動材料の出た銘柄の終値は 以下の通り。

輸出関連株:トヨタ自動車(7203)が前週末比2.3%安の3210円、 ソニー(6758)が2.1%安の2033円など。ギリシャの与党・全ギリシ ャ社会主義運動のトマス・ロボプロス議員は24日、政府提出の財政緊 縮策に反対票を投じる方向に気持ちが傾いていると述べた。ギリシャ の債務不安が再燃したほか、オラクルなど米ハイテク株が業績懸念か ら24日の取引で下げたことを嫌気する売りが優勢だった。

半導体関連株:アドバンテスト(6857)が2%安の1444円、SU MCO(3436)が2.9%安の1319円など。半導体メモリーメーカーで 米最大手のマイクロン・テクノロジーが23日に公表した3-5月(第 3四半期)決算が減収減益となったほか、アナリスト予想も下回り、 同社株は24日の取引で急落。米半導体株の指標となるフィラデルフィ ア半導体指数(SOX)も2.5%安となり、業況を警戒する動きが日 本の関連銘柄にも波及した。

船井電機(6839):3.5%安の2183円。タックスヘイブン(租税回 避地)課税に関して更正処分の取消請求訴訟を提起していたが、大阪 地方裁判所で同社請求が棄却された。同社の請求が通れば、株主還元 につながるとの過度な期待感があったことから、棄却による失望売り が増えた。

ニトリホールディングス(9843):2.4%高の7410円。東日本大震 災で被災した店舗の復旧などから、2012年2月期の連結営業利益は従 来の減益予想から一転、増益となる見通し。業績好調を評価する買い が入った。野村証券では粗利率の下げ止まりなどを評価し、目標株価 を8200円から8800円に引き上げた。

銀行株:三井住友フィナンシャルグループ(8316)が0.2%高の 2404円、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)が変わらずの 376円など。世界の金融監督当局で構成するバーゼル銀行監督委員会 は25日の声明で、国際金融システムの安定に重要な巨大金融機関に対 し、自己資本比率の最大2.5%の上積みを求める考えを示唆。将来的 な増資の可能性が警戒された一方、ゴールドマン・サックス証券では、 規制への適用期限が予想より先延ばしされた点や、市場が恐れていた 最高3%の資本上乗せが回避された点から、「今回の発表は相対的に資 本の厚くない邦銀にプラス」と指摘するなど、評価は分かれた。

東京電力(9501):2.6%高の316円と続伸。25日付の読売新聞は、 東電が同社子会社で総資産約1800億円の東電不動産の売却に向け本 格調整に入ったことが分かった、と報道。リストラ推進による同社の 経営存続を見込む買いが入った。

プロミス(8574):6%高の653円。消費者金融のアコム、アイフ ル、同社の3社の顧客が過去に払い過ぎた利息(過払い金)の返還請 求総件数が、5月に前年同月比2%増の3万600件になったと25日付 の日本経済新聞朝刊が報道。前年同月比の増加率が最盛時の2月を境 に縮小傾向にあるとされ、過度な収益不安が後退した。

ナカバヤシ(7987):ストップ高(制限値幅いっぱいの上げ)とな る50円(29%)高の221円で、東証1部の上昇率トップ。水を入れる と発電する電池「水電池NOPOPO」を8月上旬より全国で販売す る、と24日に発表。水を入れないと化学反応を起こさず、長期保存が 可能で、家庭や企業、学校、公共施設で災害時、非常用備蓄として利 用可能といい、今後の需要増加を見込む買いが膨らんだ。

自動車部品工業(7233):6.1%高の469円。12年3月期の年間配 当を1株当たり5円と、前期から2円増やす計画と24日に発表。株主 還元策の拡充が好感された。一方、未定としていた今期の連結純利益 予想は、前期比13%減の21億2000万円。

高島屋(8233):1.1%高の536円。一時544円と5月13日以来の 高値を回復。会社側が24日に示した3-5月(第1四半期)の連結営 業利益は前年同期比13%減の35億円と、今月16日付の日経新聞朝刊 が報じた28億円前後を上回った。会社側が経費節減などを理由に、3 -8月(上期)業績予想を増額したことも好感された。

キリン堂(2660):3%安の451円。資産除去債務に関する会計基 準を適用、影響額を特別損失として計上したため、第1四半期(2月 16 日-5月15日)の連結純損失が1億9600万円と前年同期の4800 万円から拡大した、と24日に発表。すでに12年2月期計画などには 織り込み済みとしているが、足元の最終赤字拡大が嫌気された。

ミタチ産業(3321):2.7%安の395円。一時384円と3月18日以 来の安値。震災の影響で自動車生産が大幅に減少したことが響き、自 動車分野向け製品の販売が急減速し、11年5月期の連結純利益は1億 1000万円にとどまったもようと24日に発表。15%の増益予想が一転、 63%の減益となるため、売りが優勢となった。

イオンクレジットサービス(8570):2.3%高の1046円。カードシ ョッピング取扱高が順調に推移しているほか、電子マネー事業や銀行 代理業も伸びているとして、12年2月期の連結営業利益予想を210億 円から前期比9%増の226億円に7.6%引き上げた。本業の良好な収 益環境が好感された。

グリムス(3150):4.2%安の2150円。一時14.6%安と4月18日 以来、約2カ月半ぶりの日中下落率を記録した。ウォーターサーバー 事業の開始に伴う経費計上などで、12年3月期の連結営業利益は前期 比30%減の3億4000万円にとどまる見込みと24日に発表。利益水準 の低下を嫌気する売りに押された。

荏原(6361):2.6%高の477円。30日付で3652万20株の自己株 式を消却する、と24日に発表、株主還元姿勢を好感する買いが優勢だ った。消却後の発行済み株式総数は約4億2300万株の予定。

山陰合同銀行(8381):4.2%高の565円。発行済み株式総数の0.9% に当たる150万株、10億円を上限に自社株買いを行うと24日に発表。 株式需給の改善が期待された。取得期間は7月1日から8月25日まで。

東海汽船(9173):26%高の198円。国連教育科学文化機関(UN ESCO)は24日、パリで開催中の第35回世界遺産委員会で、日本 が申請していた「小笠原諸島(東京都)」を自然遺産リストへ記載する ことを決定。東海汽は、関連会社に小笠原の父島と東京を結ぶ小笠原 海運を持ち、今後乗船需要が高まるとみた買いが膨らんだ。

森下仁丹(4524):13%高の311円。4-9月(上期)の連結純損 益が従来の3000万円の赤字から7000万円の黒字に転換する見通し、 ときょう午前の取引終了後に発表。東日本大震災の影響が現状、ヘル スケア事業、カプセル事業とも想定ほど大きくないためという。

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