豪中銀のロウ総裁補佐:鉱山ブームでインフレ加速のリスク高まる

オーストラリア準備銀行(中央銀 行)のロウ総裁補佐は同国経済について、今世紀最大の鉱山ブームで失 業率が低水準にとどまる中、インフレが加速する恐れがあるとの認識を 示した。

同総裁補佐はアデレードでの24日の講演テキストで、「現在は特 に厳しい環境にある」と指摘。「経済全般の余剰生産能力が比較的少な い時期に、資源セクターで大規模な投資ブームが見られている」と説明 した。

さらに、「経済の一角は極めて好調だが、他の部門では通貨高や 継続的な家計の支出・借り入れ抑制の影響で非常に厳しい状況となって いる」と付け加えた。今回の講演原稿では、金融政策に関して特に触れ ていない。

豪中銀は今月、6会合連続で政策金利を4.75%に据え置いた。資 源の輸出収入が過去最高を記録し、失業率が5%を下回る水準に低下す る中、2009年10月から昨年11月までの間にはインフレ抑制を狙って

0.25ポイント刻みの利上げを7回実施していた。中銀は消費者物価の 平均上昇率を2-3%のレンジに抑えることを目指している。

ロウ総裁補佐は「基調インフレの低下は終わったもようで、今後 数年は緩やかな上昇が見込まれる」として、中銀が金融政策四半期報告 で明らかにした見解をあらためて示した。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE