ADEKA株3カ月ぶり上昇率、ニッチ市場で高成長期待と野村証

加工油脂技術に強みを持つADE KA株が急反発。ニッチ市場での高成長が期待できると一部アナリスト が指摘、前日比9.4%高の789円まで買われ、3月22日以来の上昇率 を記録した。

野村証券の岡崎優アナリストは、ADEKAについて「ニッチ市場 で力を発揮するスペシャリティ・ケミカル企業としての高い成長が見込 まれる」と23日付の投資家向けリポートで指摘し、投資判断「買い」 で新規に調査を開始した。DCF(ディスカウント・キャッシュ・フロ ー)法で算出した目標株価は1200円。前期実績PBR(株価純資産倍 率)1倍に相当する。

岡崎氏は、DRAMキャパシタ向けの高誘電材料、TSV用銅メッ キ薬、メモリ用絶縁膜材料など「最先端分野でのニッチな電子材料の拡 販」に期待を寄せる。半導体・液晶産業の成熟化や、韓国・台湾メーカ ーの材料調達の内製化により、電子材料メーカーにとって厳しい事業環 境が予想されるなか、「ニッチかつ最先端の製品を有力なデバイスメー カーに供給するADEKAの立ち位置は、極めて優位なポジション」だ という。

東日本大震災で被災した工場は復旧めどが立っており、「4-6月 を底とする業績回復を契機に、新製品投入などによる業績成長を織り込 む時期が近づいている」と岡崎氏。野村証では今期(2012年3月期) の連結営業利益は会社計画を16%上回る130億円(前期比11%減)と 予想。来期は160億円、再来期は175億円に拡大するとみている。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE