NY原油先物(23日):急落-IEA備蓄放出で年初来マイナスに

ニューヨーク原油先物は急落。 国際エネルギー機関(IEA)加盟国による戦略石油備蓄の放出 発表を受け、相場は年初来マイナスに転落した。

IEAは30日間にわたる日量200万バレルの備蓄放出を決定。 来週から放出を開始し、政情不安が続くリビアの減産分を埋め合わせ る狙いだ。米国の先週の新規失業保険申請件数が増加したことや、 22日の連邦公開市場委員会(FOMC)で経済成長見通しが下方修 正されたことを手掛かりに、商品・株式相場も下落した。

コンサルタント会社ショーク・グループ(ペンシルベニア州)の スティーブン・ショーク社長は「IEAの放出量が最大の売り材料だ」 と指摘し、「経済状況や方向性を欠く米政府・議会の動きなどネガティ ブなニュースが絶え間なく続き、相場が非常に不安定になっている」 と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物8月限は前日 比4.39ドル(4.6%)安の1バレル=91.02ドルと、終値ベースで 2月18日以来の安値となった。相場は年初から0.4%下落した。

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