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海外勢は2週連続売り越し、10カ月ぶり高水準-6月3週日本株

6月第3週(13-17日)の日本株 市場では、海外投資家が2週連続で売り越し、売越額は約10カ月ぶり の高水準に達した。

東京証券取引所が23日に発表した同週の投資部門別売買動向に よると、東京、大阪、名古屋3市場の1・2部合計で、海外投資家は 差し引き1428億円を売り越した。売越金額は2010年8月第4週以来 の大きさで、2週連続の売り越しも同週以来。前の週の売越額は399 億円だった。

また、大阪証券取引所と東証がそれぞれ23日発表した株価指数先 物の取引状況(日経225先物とTOPIXなど先物の合計)でも、海 外勢は2週連続の売り越しで、売越額は844億円。

みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリス トによると、欧州のソブリンリスクが高まったほか、米国の景況感が 市場予想から大きく下振れたことなどもあり、「グローバル投資家の間 でリスクウエートを落とす動きが世界的に広がり、日本株もその影響 を受けた」という。

6月3週の日経平均株価は、週間で163円(1.7%)下落。ギリシ ャの財政赤字問題をめぐり、同国が次回の国際支援資金を受け取るた めに必要な緊縮財政法案を成立させることができず、デフォルト(債 務不履行)に陥るとの懸念が週後半にかけて高まった。また米国では、 6月のニューヨーク連銀管轄地区の製造業景況指数、フィラデルフィ ア連銀の同地区製造業景況指数がともに市場予想に反しマイナスに落 ち込んだ。

一方、国内勢は買い優勢だった。個人投資家は2週ぶりの買い越 し(1018億円)、信託銀行は4週連続の買い越し(225億円)。三浦氏 は、個人について「日経平均が9500円を割り込み、直近レンジの下限 まで下げる過程で値ごろ感から押し目買いを入れた」と指摘。信託銀 に関しては、「信託経由の自社株買いの影響もあった」とみていた。こ のほか、その他法人等(139億円)、事業法人(25億円)、生保・損保 (108億円)など。

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