ゲイ・レズビアン世帯の伸び、異性夫婦の6倍超-米カリフォルニア州

米カリフォルニア州でゲイとレズ ビアンの世帯数が2000-10年に異性夫婦の6倍以上の伸びを示した ことが、国勢調査で明らかになった。この期間は、同性愛者の結婚を めぐる住民の対立により同州の世論が揺れた時期と重なる。

23日発表された国勢調査データによると、同性をパートナーと して生活している世帯が36.2%増加する一方、異性夫婦の世帯は

5.7%の伸びにとどまった。ただ、同性をパートナーとする世帯は全 体のわずか1%だった。カリフォルニア州は全米で最多の人口を擁す る。

ブルッキングズ研究所の人口統計学者、ウィリアム・フレイ氏は、 数としてはかなり少ないこの集団の伸び率が異性夫婦を上回ることは 予想されていたが、その規模に加え、ゲイやレズビアンの人々が自身 の立場を進んで公表していることが分かるため、この伸びには重要な 意味があると指摘する。

フェンウェイ・インスティチュート(ボストン)にあるLGBT ヘルスの人口調査センターのディレクター、ジュディス・ブラッドフ ォード氏は「一つのトレンドが示されている。米国はよりオープンな 社会になっている」との見方を示した。

性的指向をめぐる法律と公共政策に関するウィリアムズ・インス ティチュート(ロサンゼルス)のゲーリー・ゲイツ氏は、ゲイとレズ ビアンのカップルは長い間、カリフォルニアやニューヨークなどの州 について、住み心地が良く、受け入れられていると感じてきたと指摘 する。このような傾向は、米国全体に広がっていると言えそうだ。

保守的な州

国勢調査局は50州の人種や年齢、居住や家族関係について詳細 を段階的に発表している。これまで発表されたデータでは、同性カッ プルの世帯はアラバマ州で2000-10年に38.8%、ワイオミング州 で42.1%、カンザス州で55.4%、それぞれ増加した。

ゲイツ氏は「より保守的な州でさらに増加するだろう」と予想す る。

国勢調査によると、カリフォルニア州の同性カップル世帯は10 年に12万5516戸、異性夫婦の世帯は621万3310戸だった。男性 の同性カップル世帯数がわずかに女性の同性カップルを上回っている が、女性カップルの世帯数の伸びは43.2%と、男性カップルの

30.3%を上回った。

カリフォルニア州では同性愛者に法的保護を与える法律の制定が 進んでいる。サンフランシスコの権利擁護団体イクオリティ・カリフ ォルニアによると、1999年以降、62の法律が制定され、異性夫婦に 与えられている権利の多くが同性愛者などの未婚カップルにも認めら れるようになっている。

Editors: Anne Reifenberg, Pete Young

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