FOMC声明:回復は想定よりも遅い-数四半期かけて持ち直しへ

米連邦公開市場委員会 (FOMC)が22日に発表した声明は以下の通り。

4月の前回会合以降に入手した情報から、景気回復は緩やかなペ ースで進行中だが、委員会が予想していたよりは幾分かペースが遅い。 最近の労働市場の指標も、予想より弱くなっている。回復ペースの鈍 化には、食料やエネルギーの価格高騰が消費者の購買力および支出に 与える下向きの影響や、日本の悲劇的な震災に伴うサプライチェーン の障害など、一時的なものと考えられる要素が反映されている部分も ある。家計支出と企業による機器やソフトウエアへの投資は増加が続 いている。ただ非住居用建造物への投資はなおも弱く、住宅セクター は依然として低迷している。インフレはここ数カ月で上向きとなって おり、一部の商品や輸入品の価格上昇が主な要因であると同時に、最 近のサプライチェーン障害も反映されている。しかしながら、長期に おけるインフレ期待はなお安定している。

連邦準備法に定める責務に基づき、委員会は最大限の雇用確保と 物価安定の促進を追求する。失業率は高い水準が続いている。ただ、 委員会は回復ペースが今後数四半期かけて持ち直し、失業率はFRB の2つの責務に一致していると委員会が考える水準に向けて再び低下 するようになるとみている。インフレは最近上向いたものの、過去の エネルギーなどの商品価格高騰による影響が後退するにつれ、FRB の2つの責務に一致していると委員会が考える水準に、もしくはそれ を下回る水準に落ち着くとみている。しかしながら委員会はインフレ とインフレ期待の展開を引き続き注意深く見守っていく。

継続中の経済回復を促し、インフレを責務に合致した水準に維持 する一助として、委員会はフェデラルファンド(FF)金利誘導目標 を0%から0.25%のレンジで据え置くことをこの日決定した。低レ ベルでの資源活用と中期的には落ち着いたインフレ見通しを含む経済 状況が、長期にわたってFF金利の異例な低水準を正当化する可能性 が高いと引き続き想定している。委員会は期間が長い米国債を6000 億ドル購入する計画を今月末までに完了し、保有証券の償還元本を再 投資する既存方針を維持する。委員会は資産購入プログラム全体の規 模と構成を定期的に見直し、適切に調整する用意がある。

委員会は今後も経済見通しと金融の動向を見守り、最大限の雇用 と物価安定を最善に促すために必要に応じて行動する意向だ。

このFOMCの金融政策に対し、バーナンキ議長、ダドリー副議 長、デューク理事、エバンス総裁、フィッシャー総裁、コチャラコタ 総裁、プロッサー総裁、ラスキン理事、タルーロ理事、イエレンFR B副議長が賛成した。

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