ギリシャ債務不履行で世界的な危機再来、あり得なくない-PIMCO

ギリシャがデフォルト(債務不履 行)に陥った場合、米リーマン・ブラザーズ・ホールディングス破綻 後に世界が見舞われたような金融危機が再来する「公算は小さいもの の、あり得なくはない」と米パシフィック・インベストメント・マネ ジメント(PIMCO)はみている。

PIMCOのモハメド・エラリアン最高経営責任者(CEO)は 22日の電話会議で、「ギリシャ問題で直接的なリスク資産が汚染され るシナリオはフランスとドイツを中心に欧州に集中している。これに ついては資本注入を通じた対応が可能かもしれない」と指摘。その上 で、高債務のギリシャは「成長できない」状況に苦しんでおり、これ が「世界経済の直面する複数の問題」の一部だとの認識を示した。

ギリシャのパパンドレウ首相は21日の議会投票で新内閣の信任 を得た。国際的な追加支援を受ける上で必要な緊縮財政策が承認され る見通しが強まり、アジアでは通貨や株式相場が上昇した。

エラリアンCEOはまた、PIMCOは「ニューノーマル(新た な標準)」の考え方に基づき、先進国経済の世界的な役割縮小のほか、 平均を下回る経済成長や投資収益を見込んでいると語った。

同CEOは、世界経済は「ニューノーマルへの険しい道」の途上 にあると指摘。先進国・地域のバランスシートは「汚染」されている との認識や、ドルと円、ユーロには「構造的な障害」があるとの見方 も示した。

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