米JPモルガンのSECとの和解、昨年のゴールドマンを連想

米銀JPモルガン・チェースが住 宅価格の急落前に住宅ローン関連証券の販売で買い手を欺いたと米証 券取引委員会(SEC)から指摘された問題で和解を選んだのは、昨 年のゴールドマン・サックス・グループに対するケースを連想させる。

JPモルガンは1億5360万ドル(約123億円)の支払いに応じて SECが起こした訴訟を決着させた。SECはJPモルガンが2007 年の債務担保証券(CDO)の販売に当たり、裏付け資産の選定に関 与したヘッジファンドが住宅価格の下落に賭けていたことを投資家に 通知を怠ったと指摘した。ゴールドマンは昨年7月、住宅価格下落に 賭けていたヘッジファンドをCDO組成に関与させた事実を顧客に知 らせなかったとして、過去最大の5億5000万ドルの和解金を支払った。

SECのロバート・クザミ法執行局長はブルームバーグテレビジ ョンとの21日のインタビューで、「不正行為に関する大体同じ申し立 てだ」と述べ、「両社のケースで伝えたい教訓は、この種の不正行為に 関わり投資家を欺けば罰金を支払うことになるということだ」と語っ た。

SECはカントリーワイド・ファイナンシャルなどを含む住宅ロ ーンのオリジネーターからCDOの引受業者まで住宅ローン関連業界 を標的にしている。事情に詳しい関係者によると、当局はシティグル ープやドイツ銀行、UBS、モルガン・スタンレーも調べたという。

ゴールドマンと同様にJPモルガンも和解に際して不正行為を肯 定も否定もしなかった。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE