仏ソシエテとクレディ・アグリコルの損失リスクが最大-欧州債務危機

【記者:Jeff Kearns】

6月21日(ブルームバーグ):仏銀ソシエテ・ジェネラルとクレデ ィ・アグリコルは、ギリシャや他の欧州諸国が債務危機を抑え込むこ とができない場合、最も大きな損失リスクに直面すると予想される。 このため、英バークレイズは両行の株式をあらかじめ決められた価格 で売る権利(プットオプション)を購入するよう投資家に勧めている。

バークレイズのストラテジストで、金融誌インスティチューショ ナル・インベスターの2010年の番付で首位に選ばれた株式関連戦略チ ームを率いるマネーシュ・デシュパンデ氏(ニューヨーク在勤)は20 日付のリポートで、オプションのインプライドボラティリティ(IV、 予想変動率)が実勢の株価ボラティリティと比べて低いため、それら の銀行については、プットオプションの方がクレジット・デフォルト・ スワップ(CDS)よりも魅力的だと指摘した。

デシュパンデ氏は「われわれの考えでは、ユーロ圏周辺国のソブ リン債をめぐるイベントの影響が信用市場だけに限定される可能性は ますます低くなりつつある」と指摘。ギリシャの政治的混乱や同国の 債務再編がある時点で不可避な情勢に加えて、欧州連合(EU)の銀 行ストレステストの結果公表、フランスの銀行の格付け変更の可能性、 アイルランド財務相が同国の銀行債務の一部再編に言及したことを理 由として挙げた。

ストックス欧州600指数は年初来高値を付けた2月17日から

8.1%下落。指数構成企業の株価収益率(PER)はギリシャのデフォ ルト懸念の高まりに伴い、2008年以来で最も割安な水準となっている。

21日の株式市場でソシエテ・ジェネラルは3.6%高の40.18ユー ロ、クレディ・アグリコルは3.3%高の10.33ユーロで取引を終えた。

To contact the editor responsible for this story: Nick Baker at nbaker7@bloomberg.net.

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