世界最大の小麦輸入国エジプト、ロシアを穀物入札の参加国から除外

世界最大の小麦輸入国であるエジ プトは、ロシアを現時点では穀物入札の参加国から除外する方針だ。こ れは、10カ月間にわたって輸出禁止措置を取っていたロシアが一部の 顧客を取り戻せていないことを示唆している。

ロシア政府は今年の穀物生産が最大48%増加する可能性があると 予想。これを受けて、7月1日から輸出を再開する計画だ。同国はかつ て世界2位の小麦輸出国だった。穀物輸出業者でつくる最大のロビー団 体、穀物協会によると、ロシアは昨年収穫された400万トンの小麦が輸 出可能であるものの、そのうち最大200万トンは輸出に適合する品質を 下回っている可能性がある。

エジプトの小麦輸入を手掛ける商品供給公社(GASC)のノマ ニ・ノマニ副会長は20日の電話インタビューで「ロシアは昨年、禁輸 措置が導入される以前に合意した量の一部についても輸出できなかっ た。そのため、ロシアについては慎重な姿勢を取っている」と述べ 「ロシアが安定していることを確認できれば再び参加国に含めるだろ う」との見通しを示した。

カナダやロシア、欧州での干ばつや洪水で穀物に被害が出たた め、世界の指標となるシカゴの小麦相場は過去1年間に最大89%高 騰。米国や欧州全域では天候不順の影響で再び穀物生産が脅かされて おり、一部の地域は約30年で最も乾燥した天候に見舞われている。

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