JPモルガン:住宅CDO問題でSECと和解、1.54億ドル支払いへ

米銀JPモルガン・チェースは 住宅市場が急激に悪化する中で高リスクの住宅ローン関連証券を販売 し、複数の年金基金やルター派団体を欺いたと米証券取引委員会(S EC)から指摘された問題で、1億5360万ドル(約123億円)を支 払うことで同委と和解した。

SECが21日にマンハッタンの連邦地裁に提出した資料による と、住宅価格の下落に賭けていたヘッジファンドのマグネター・キャ ピタルが合成債務担保証券(CDO)の裏付け資産の選定に関与した 事実について、JPモルガンは投資家に通知しなかったという。マグ ネターはこれらの資産でデフォルト(債務不履行)が発生すれば利益 を得られる立場にあった。

SECのクザミ法執行局長は発表資料で、「JPモルガンは極め て複雑なCDOの販売に当たって投資家に対し、裏付けとなる住宅ロ ーン資産の選定は投資家の利益に配慮する独立したマネジャーが行う と約束していた」と指摘。「今回の和解によって投資家には被った損 失の全額が返還される」と説明した。

JPモルガンは和解に際して不正行為を肯定も否定もしなかった。 和解合意は裁判所の承認が必要。

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