TDK:今期純利益は10%増へ、市場予想上回る-期末10円増配

TDKが21日発表した今期(2012 年3月期)連結業績予想によると、純利益は前期比10%増の500億 円となる見込み。東日本大震災の影響はあるものの、スマートフォン (多機能携帯電話)やタブレット端末向け部品の需要好調が続くとと もに下期には自動車関連も持ち直すと想定し、増収増益を見込む。

純利益予想はブルームバーグ・データによるアナリスト18人の 事前予想平均473億円を上回った。配当も中間は前期と同額の40円 ながら、期末を10円増配し50円とする。21日都内で会見した上釜 健宏社長は増配で「下期は良くなるという経営意思」を示した、と説 明した。

同社は4月の前期決算発表で、東日本大震災が生産に与える影響 が見通せないとして、今期の業績予想開示を先送りしていた。今期の 想定レートは1ドル=80円、1ユーロ=110円。

今期の設備投資は前期比8.1%増の850億円を計画。上釜社長は、 震災で電力の効率利用などを望む風潮が強まり、スマートグリッド (次世代送電網)導入機運も高まると説明、今期は「スマートグリッ ドなどインフラ系の部品に積極投資したい」と述べた。スマートフォ ン向けなどの投資は前期にほぼ一巡したとしている。

TDK株価は21日午前に小反発で推移していたが、正午に今期 予想と増配が発表されると一段高となり、一時前日比4.0%高をつけ た。午後2時22分現在は同160円(3.7%)高の4500円。

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