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大き過ぎてつぶせない銀行のCoCo利用、デンマークも認める用意

【記者:Tasneem Brogger and Adam Ewing】

6月21日(ブルームバーグ):デンマーク中央銀行は、大手金融 機関が自己資本の上積み規制に対応するため、一定の偶発条件の下で 普通株に転換される偶発転換社債(通称CoCo)を活用することを 認める用意がある。ニルス・ベルンステン総裁が明らかにした。

ベルンステン総裁(68)は20日のインタビューで、「システム 全体にとって重要な銀行が自己資本の上積み基準を満たす手段として、 これらの証券について検討することは理にかなっている」と発言。 「CoCoの利用は意図せざる結果を招くリスクがあり、監督当局は しかるべき時に対応する必要が出てくるだろう。しかし、われわれは デンマークの銀行にCoCoを利用させる可能性を受け入れる用意が ある」と語った。

関係者によれば、国際決済銀行(BIS)のバーゼル銀行監督委 員会は、リスク資産の最大3.5%に相当する自己資本の上積みを大手 金融機関に求める可能性がある。スウェーデンの銀行監督当局者で、 バーゼル銀行監督委のメンバーでもあるラルス・フリセル氏が先月明 らかにしたところでは、銀行監督委は一段と厳しい資本基準を満たす 手段として、大手金融機関によるCoCoの利用を認めることを検討 している。

CoCoをめぐっては、スイスの銀行最大手UBSのオズワル ド・グル―ベル最高経営責任者(CEO)が本来の株主の投資が希薄 化すると批判。これに対して、デンマークの銀行は最大手のダンスケ 銀行やノルデア銀行の首脳が利用に前向きな姿勢を示している。

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