英中銀フィッシャー委員:インフレを目標に戻す金融政策は緩やかに

イングランド銀行(英中央銀行) 金融政策委員会(MPC)のフィッシャー委員は21日、商品値上が りとポンド安に起因する最近のインフレの衝撃の先を見なければなら ないとし、インフレ押し下げの政策は緩やかにする必要があると述べ た。

同委員はロンドンでの会議で「金融政策でわれわれができる最善 のことは、当初の衝撃を受け入れその後、中期的にインフレを目標水 準へと緩やかに戻していくことだ」と語った。「そのような衝撃の物 価水準への1回限りの影響が最終価格へと波及することは受け入れる が、2次的波及効果を確実に回避しなければならない」と続けた。

5月のインフレ率は4.5%と中銀目標の2%の2倍以上。6月の MPCでは過半数が金利を0.5%に維持することを支持したものの、 3人は利上げを主張した。

フィッシャー委員は「確かに、われわれは衝撃が最初に襲ったと きにインフレを目標水準に抑えるために政策を引き締めることもでき たであろうが、その場合は極めて大幅な引き締めが必要だっただろう」 とし、「それは全ての面で結果を悪くしただろう」と語った。

同委員はインフレ率が今年と来年は中銀目標を上回って推移する と予想。ポンド安の物価への影響については、当局が過小評価してい たものの、その影響が既に全て顕在化した可能性もあるとの見方を示 した。「物価への影響が浸透し切るのに数年かかりその間インフレが 高止まりする可能性もあるが、一方で影響が既に行き渡った可能性も ある」と語った。

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