IAEA:日本の原発事故めぐる質疑は非公開-ウィーンで閣僚会議

国際原子力機関(IAEA)が 今週の閣僚会議での日本の原子力発電所事故をめぐる協議を非公開と することを決めたのは、透明性向上の「明々白々な」必要性を無視す るものだと、英国の原子力業界にいたマルコム・グリムストン氏は指 摘する。

英原子力公社の情報担当を務めた経歴を持ち、現在は英王立国際 問題研究所(チャタムハウス)で政策アドバイザーを務める同氏は17 日のインタビューで、「業界とその監督当局はオープンであってしか るべきだ。透明性向上が必要であることは明々白々だ」と述べた。

3月11日の東日本大震災で損傷した福島第一原発の事故をめぐ っては、原発を運転していた東京電力と安全性を監視する監督省庁の 透明性が十分でないとの批判が出ている。アナリストや科学者らは、 IAEA閣僚会合がこの問題に関する質疑応答を一般公開しない判断 を下したのは逆効果を生む恐れがあると指摘している。

科学者や外交官、業界関係者など選ばれた参加者は、過去25年 で最悪となった原発事故で何が間違っていたのかを日本の当局に質問 する機会を得るが、ジャーナリストは除外されている。

天野之弥IAEA事務局長は、今週の閣僚会合を原子力の安全性 を高めるため、福島第一原発の事故から教訓を得る会合としている。

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