コンテンツにスキップする

リーマンショックの影響、依然厳しく-米慈善事業への寄付、伸び悩み

米民間非営利団体(NPO)の 「シティーミールズ・オン・ホイールズ」が先週、ニューヨーク市で開 いた資金集めのイベント「テイスト・オブ・ホーム(家庭の味)」で、 ダニエル・ブールー氏やトム・コリッチオ氏ら著名シェフとの交流を楽 しみ、ロブスターロールを味わった支援者たちが支払った寄付金は500 ドル(約4万円)から1700ドルだった。

ロックフェラーセンターで開かれたこのパーティーで集まった寄付 総額は78万2000ドルと、昨年の68万4000ドルから増加した。た だ、リーマン・ブラザーズ・ホールディングス破綻前には、同様のイベ ントのチケットの売り上げで100万ドル以上の調達を期待できていた。

シティーミールズのエグゼクティブディレクター、マルシア・スタ イン氏は「ベアー・スターンズの破綻がわれわれに大きな影響を及ぼし た。支援者の一部は戻ってきているが、多くの支援者を失った」と述べ た。同団体は年間数千食を高齢者に提供している。

2010年には慈善事業をめぐる状況は09年と比較して改善したが、 NPOや慈善団体は取り組みを強化しなければならなかった。ギビング USA財団とインディアナ大学慈善活動センターが20日発表したリポ ートによると、個人や企業、財団法人などによる寄付総額は昨年3.8% 増にとどまり2909億ドルだった。

米国税庁(IRS)が集計したデータによると、09年の寄付は 「例年より大幅に減少」した。ギビングUSAは同年の寄付総額を従来 の推計3038億ドルから2803億ドルに下方修正した。

ギビングUSAのエディス・フォーク会長は電話インタビューで 「依然として非常に厳しい状況であり、景気回復もとても脆弱(ぜいじ ゃく)だ」と指摘した上で、「経済的に苦しい時期でも寄付を行い支援 に取り組もうとする人々がいるのは非常に心強い」と述べた。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE