ベルギー財務相:ギリシャ支援第5弾、半分の60億ユーロのみ承認も

ユーロ圏各国は、ギリシャ向け第 1次支援枠の第5弾について、予定の120億ユーロ(約1兆3700億円) の半額にとどめることを検討している。ギリシャの支払い能力を支え ると同時に、欧州のソブリン債危機を招いた債務の削減を求め同国に 引き続き圧力を加えるのが狙い。

ベルギーのレインデルス財務相は19日、ユーロ圏財務相会合の前 に記者団に対し、ギリシャ支援第5弾は7月の国債償還を乗り切るた めの60億ユーロだけを承認し、残りはギリシャの予算削減次第とする 可能性があると発言。「われわれはいかなる場合でも、短期的に必要な 資金を提供するよう努める」と語った。

欧州が金融の瀬戸際政策に乗り出す中、ギリシャのパパンドレウ 首相は政権の崩壊を防ぐとともに、追加救済資金の確保に必要な歳出 削減と増税、国有資産売却に対する議会の支持を得ようとしている。

ユーロ圏財務相会合が開かれる19日、ギリシャでは新内閣の信任 投票をめぐる3日間の議会審議が始まった。パパンドレウ首相はこの 日、議会で、「ギリシャは極めて重要な岐路に立っている」と述べた。 与党・全ギリシャ社会主義運動(PASOK)は300議席中155議席 を有している。

パパンドレウ首相は、同国の政治制度を改革するための憲法改正 を目的とした国民投票を年内に行う計画だと述べた。また、自分の目 標は同国の債務の根本的な原因に取り組むことで、赤字は「病気の症 状であり、原因ではない」と指摘した。

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