マツダ:メキシコに新工場、ブラジルには販社-中南米市場を強化

成長著しい中南米市場の事業強化 を目指すマツダは住友商事と共同で、メキシコに新工場を建設するほ か、ブラジルでは合弁で販売事業を展開する。中国や東南アジア諸国 連合(ASEAN)に次ぐ新興国戦略の第3の柱と位置付けている。

発表資料によると、メキシコの新工場は中南米向け中心の小型車 の生産拠点で、車両やエンジンを組み立てる。2013年度の操業開始を 目指して建設する計画で、年間生産能力は14万台。小型車「マツダ2」 (デミオ)と乗用車「マツダ3」(アクセラ)を生産する。投資額5億 ドル(約400億円)で、出資比率がマツダ70%、住友商30%。

中南米市場の中核となるブラジルの販売事業では、メキシコ新工 場の完成に先駆け、12年度から日本で生産した車両を市場で販売し、 新工場の完成後はそこからも出荷する計画。合弁事業の出資比率はマ ツダ70%、住友商30%。

ブラジル新車市場は10年に05年比で倍増の約350万台となり、 日本や中国、米国に次ぎ第4の規模。マツダの山内孝社長は会見で、 ブラジル市場が近々500万台へ拡大するとの見通しを示した。また、 山内社長はメキシコ生産により中南米向け販売の自由貿易協定(FT A)効果を最大化できると指摘した。

一方、マツダは6月初旬、米フォード・モーターとのミシガン州 の合弁工場(AAI)でセダン「マツダ6」(アテンザ)の生産を中止 し、山口県の防府工場に生産を移す方針を発表した。山内社長は会見 で、フォードとの戦略的提携関係は維持していくと強調した。米工場 についての今後の対応は「検討中で、まだ決ったものはない」と述べ るにとどめた。

--取材協力:林純子 Editor:Hideki Asai、Tetsuzo Ushiroyama

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