【テクニカル分析】ユーロ、200日線下抜けなら109円台へ下落余地

外為どっとコム総合研究所の川畑 琢也研究員によると、ユーロ・円相場が200日移動平均線を引け値ベ ースで下抜けた場合、中期的に3月中旬以来のユーロ安水準となる1 ユーロ=109円台まで下落する可能性が出てくる。

ユーロ・円相場は16日に一時、1カ月ぶり安値となる113円50 銭までユーロ安が進行。過去200日間の終値の平均値を結んだ移動平 均線を一時割り込んだ。

川畑氏は、ユーロは今週、5月16日を起点としたサポートライン を割っており、「目先は200日線をめぐる攻防が意識されやすくなって いる」と指摘。また、16日の安値が5月16日安値(113円42銭)と 「面合わせ」したような形になっており、「この辺りを割ってくるかも ポイントになる」としている。

ブルームバーグ・データによると、200日移動平均線は足元、113 円85銭付近を通過。17日午後1時40分現在のユーロ・円相場は114 円10銭前後で推移している。

川畑氏は「200日線はまだ緩やかな上向きで、何とかサポートし ているような感じだが、ここをしっかり割れてくるようだと、基調転 換も含めて考える必要が出てくる」と指摘する。

その上で、200日線を下抜けた場合には、3月18日の安値(110 円54銭)など「111円割れ」が下値のポイントとなり、さらには直近 の下落幅(4月28日高値121円84銭から5月16日安値113円42銭) を6月7日高値(117円90銭)に当てはめたときの安値水準の109円 50銭付近が中期的なターゲットになると分析。一目均衡表上でもユー ロは「雲」の下限を抜けており、来週「遅行線」がローソク足の実体 部分を下抜ける可能性があることも含めて「目先はやや弱気基調」だ と言う。

2本の先行スパンから成る「雲」の下限は17日時点で114円97 銭付近に位置。遅行線は当日の終値を26日さかのぼって表示する線で、 現在26日前のローソク足上にある。

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