「ギリシャ悲劇」回避でパパンドレウ首相が内閣改造・信任投票へ

ギリシャのパパンドレウ首相は1 年前のインタビューで、債務に苦しむ同国を「変革する」と約束した。 さもなければ「われわれは数年後この断崖絶壁に再び戻ってくること になるだろう」からとの危機感を示した。

そのギリシャが今、再び断崖絶壁に立たされている。同首相も同 じ状況だ。そこから転落すれば、欧州諸国の大半に影響が及ぶ恐れが ある。

パパンドレウ首相は、欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF) からの救済融資次回分を受けるのに必要な780億ユーロ(約9兆円) 規模の緊縮策を議会で通過させるため、与党全ギリシャ社会主義運動 (PASOK)の議会での過半数を堅持しなければならない。ギリシ ャが条件を満たすまで融資に消極的なEUの姿勢は、欧州各国の市場 を混乱に陥れている。

英オックスフォード大学の客員エコノミスト、ジェンズ・バステ ィアン氏は電子メールで、「PASOK内と国内での首相の政治指導力 は、恐らく修復不可能なほど深刻な打撃を受けている」と指摘。ただ、 「自身の改革への取り組みに価値があると信じる限り首相は辞任せず、 基盤を一段と固めようとするだろう」と記した。

16日に59歳の誕生日を祝ったパパンドレウ首相は、PASOK の議員との緊急会議で、内閣改造を実施し、議会で信任を問う考えを 明らかにした。ペタロティス政府報道官は記者団に対し、アテネ時間 17日午前9時(日本時間同日午後3時)に内閣改造を発表すると述べ た。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE