田中IEA事務局長:OPECが増産しなければ、原油価格は上昇へ

国際エネルギー機関(IEA) の田中伸男事務局長は、石油輸出国機構(OPEC)が増産で合意せ ず、在庫が減少すれば、原油価格は上昇する可能性があるとの認 識を示した。

田中事務局長は16日、ロシアのサンクトペテルブルクでブルー ムバーグテレビジョンとのインタビューに応じ、7月の高い需要に対 応するためにOPECが生産を拡大しなければ、供給が「非常にひ っ迫」する可能性があると指摘。その上で、サウジアラビアは市場に 十分な供給がある状態を維持するとの約束を遂行する可能性が高いと 述べた。

北海ブレント原油先物は年初から20%上昇。この日はロンドン 市場で1バレル=113ドルで取引されている。

同事務局長は、年末まで原油価格がバレル当たり110-120ド ルで推移するなら、「世界経済が受ける負担は、景気がハードラン ディングした2008年と同じくらい重くなるだろう」と発言。需給 ギャップが続くなら、IEAは緊急備蓄の放出を取りまとめる用意 があると続けた。

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