米住宅着工:5月は3.5%増-予想上回るも西部以外は低調

5月の米住宅着工件数は市場予想 を上回る増加となった。西部での伸びが大きかった。ただ他の地域は 低調だった。

米商務省が発表した5月の住宅着工件数(季節調整済み、年率 換算、以下同じ)は前月比3.5%増の56万戸と、ブルームバーグ・ ニュースがまとめたエコノミスト予想中央値(54万5000戸)を上 回った。前月は54万1000戸と、速報値の52万3000戸から上方修 正された。

一戸建て住宅の着工件数は3.7%増えて41万9000戸。集合住 宅は2.9%増の14万1000戸。

地域別に全体の着工件数をみると、全米4地域のうち2地域で増 加。西部が18%増と大きく伸びた。

南部では1.5%増えたが、前月は洪水や竜巻の影響で21%減と なっており、その落ち込みを取り戻すまでには至らなかった。中西部 は4.1%減、北東部は3.3%減った。

不動産の値下がりに加え、差し押さえで価格が一段と下落するリ スクから、建設業界は他の業界よりも回復が遅れる見通しだ。失業率 が9%を超え、住宅市場の回復には何年もかかることが示唆されてい る。

IHSグローバル・インサイトのエコノミスト、パトリック・ニ ューポート氏は「建築業者は利益を出せてないため、住宅を建設して いない」と指摘。「景気や住宅価格に対し全般的に不透明感が広がっ ており、それが住宅市場の回復を妨げている」と加えた。

先行指標となる住宅着工許可件数は前月比8.7%増の61万 2000戸と、今年に入り最高となった。中でも集合住宅が23%増と大 きく伸びた。

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