アジア株:下落、ギリシャ債務と米景気懸念で-資源・ハイテクに売り

16日午前のアジア株式相場は下落。 ギリシャがデフォルト(債務不履行)に陥るとの懸念や、米景気の勢 いが弱まりつつあることを示す統計を嫌気した。指標のMSCIアジ ア太平洋指数はこのままいけば終値ベースで約3カ月ぶりの安値とな る。

世界最大の鉱山会社、英オーストラリア系BHPビリトンはシド ニー市場で1.5%安、同業2位の英豪系リオ・ティントは1.7%下落。 15日の原油・金属相場の値下がりが材料視された。売り上げの大半を 海外で得ている韓国のサムスン電子はソウル市場で1.6%安。

MSCIアジア太平洋指数は日本時間午前10時37分現在、前日 比1.5%安の130.54。このままいけば終値ベースで3月21日以来の安 値となる。2008年の金融危機とその後の世界的なリセッション(景気 後退)からの回復が頓挫するとの懸念が広がった。指数構成銘柄のう ち値上がりと値下がりの割合は約1対6。資源とハイテク、工業株を 中心に売られ、業種別指数は10業種全て値下がりしている。

プラティパス・アセット・マネジメントのプラサド・パトカル氏 (シドニー在勤)は「投資家はまだ08年の出来事による悪夢に悩まさ れており、危機の再発は誰も見たくない」と指摘。「欧州が新たな世界 信用危機の引き金を引く可能性があり、最大の懸念材料だ」と語った。

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