EFSF5年債、発行利回りは独国債上回る-ギリシャ問題こう着で

【記者:Ben Martin】

6月15日(ブルームバーグ):欧州金融安定ファシリティー(E FSF)が15日起債したユーロ建て債の発行利回りはドイツ国債に 対する利回り上乗せ幅(スプレッド)が約50ベーシスポイント(b p、1bp=0.01%)となった。前日開かれたユーロ圏財務相の緊急 会合で、ギリシャ救済策をめぐるこう着状態が打開できなかったこと が背景。

EFSFの発表によると、50億ユーロ(約5700億円)の10年 債発行利回りは、指標となるスワップレートを17bp上回る水準とな り、表面利率は3.49%だった。ブルームバーグ・ボンド・トレーダー によると、指標のドイツ10年債は3%。EFSFは最上級格付けを 取得している。

財務相会合では、ギリシャの追加支援でデフォルト(債務不履行) を起こさずに投資家に関与してもらう方法をめぐって合意できなかっ た。今回の起債で応札額は80億ユーロ余りとなり、EFSFが1月 26日に5年債(50億ユーロ)を起債した時の445億ユーロ強を大き く下回った。

ニューエッジ・グループの戦略部門共同責任者、ビル・ブレーン 氏(ロンドン在勤)は「欧州をめぐる不透明感を踏まえ、需要は好調 とはならなかった」と語った。

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