武田薬「アクトス」、ぼうこうがんのリスク高める公算-米FDA

米食品医薬品局(FDA)は15 日、武田薬品工業の糖尿病治療薬「アクトス」について、1年以上服 用している患者のぼうこうがんリスクを高める可能性があるとの見解 を明らかにした。

FDAは発表文で、武田提供の期間10年の観察研究における5 年の中間分析によると、アクトスを長期間服用し、累積投与量の多い 患者にぼうこうがん発症リスクの高いことが示されたと説明。ただ、 同薬を服用する全ての患者のがん発症リスクを全体的に高めるもので はないとしている。

武田の主力製品であるアクトスは、これまでにねずみを使った実 験などからぼうこうがん発症の潜在的なリスクが指摘されていた。武 田は、FDAから1999年にアクトスの販売承認を獲得し、同薬のリ スクに関して10年間の研究を実施することで合意している。

武田は15日の発表文で、アクトスの処方に関する情報を「適切 に更新」するため、FDAに協力していると説明。同社は「2型糖尿 病の治療薬としてアクトスの効能と重要性を確信している」と記した。

FDAは発表文で、医師はぼうこうがん患者にアクトスを処方し ないようにと勧告。ぼうこうがんの病歴がある患者には、血糖値をコ ントロールする同薬の効能と「がん再発のリスクを比較検討する必要 がある」とした。

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