バーゼル委:最大3.5ポイントの銀行資本上乗せ案を検討-関係者

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バーゼル銀行監督委員会は、大手 銀行がさらに規模を拡大する場合に最大3.5ポイントの資本サーチャ ージ(資本の上乗せ)を求める案を検討している。協議に詳しい関係 者2人が明らかにした。

来週の会合を前に配布された草案によると、上乗せ率は銀行の規 模および他行との関連性に応じたスライド制となっている。草案が公 になっていないとして、関係者が匿名で語った。関係者の1人によれ ば、上乗せは規模拡大を抑止することが目的であり、最初は最高率の 上乗せが課されることはない。同関係者によると、最大手級の銀行は 現在の規模で3ポイントの上乗せを求められる可能性がある。

具体的な数字については、来週スイスのバーゼルで開かれる会合 で協議される。一部の国は草案の内容よりも緩やかな基準を求めてい るという。バーゼル委員会の広報室はコメントを控えた。

規制案への大手銀行の対応をめぐる懸念で、16日の米株式相場は 上げを消す場面もあった。S&P500種株価指数は結局、前日比0.2% 高の1267.64で終了した。

ロンドンのクリフォード・チャンスで金融サービス業界を担当す るサイモン・グリーソン弁護士は電話インタビューで、システム上重 要な金融機関の規模拡大抑制を視野に入れた資本上乗せ基準が、金融 機関の合併を阻むことにはならないだろうとの見方を示した。

バーゼル委員会は23-24日、同委の上位機関である中央銀行総 裁・銀行監督当局長官グループは25日にそれぞれ会合を開く。同グル ープは、欧州中央銀行(ECB)のトリシェ総裁が議長を務める。

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