中国の4月の米国債保有、半年ぶりに増加-FRBのQE2完了控え

米国債の保有で海外勢最大の中 国は、4月の米国債保有額が半年ぶりに増えた。経済指標の弱さのほ か、米連邦準備制度理事会(FRB)が6000億ドル(約49兆円) の国債購入プログラムを延長しないことを示唆したことが背景にある。

米財務省が15日発表した対米証券投資統計によると、中国の4 月の中・長期米国債保有額は0.8%増加し1兆1490億ドルと、昨年 12月の1兆1450億ドルを抜いて過去最高となった。償還期間1年 以下の短期債の保有額は32%減少し39億ドルと、2004年4月以来 最低だった。

中国はドイツ、ブラジルの当局者と共に、FRBが昨年11月に 量的緩和策第2弾(QE2)として米国債購入計画を発表した際に批 判的な姿勢を示し、同計画がインフレを誘発しドル建て資産の価値が 損なわれかねないと指摘していた。FRBは今月、QE2を完了する。

UBSの金利戦略責任者、クリス・アーレンズ氏は「中国はQE の開始時や、米経済の足元が良くなりつつあるように見え多少のイン フレ懸念があった時期に、一歩引いていたと推論できるかもしれない」 と指摘した。

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