キング英中銀総裁:通貨供給と賃金の伸び弱く、インフレは鈍化へ

イングランド銀行(英中央銀行) のキング総裁は、通貨供給と賃金の伸びの弱さは、現在の目標を上回 るインフレ率が一時的なものであることを示しているため、政策金利 を過去最低に維持するのは適切だとの認識を明らかにした。

キング総裁は15日にロンドンで講演し、「平均収入の伸びが控え めであることや、広範な通貨供給の伸びが著しく、気掛かりだとも言 えるほど低いことは、インフレがそのうち後退する強いシグナルだ」 と指摘。利上げに踏み切っていれば、「景気回復が弱まり、生産が一段 と落ち込み、インフレ率が中期的目標を大きく下回るリスクを意味し ていただろう」と説明した。

同総裁はまた、政策金利が現行の0.5%から「より正常な水準に」 上昇する必要は出てくるだろうが、そのタイミングを知ることは本当 に不可能だと指摘。英経済がバランスを取り戻すペースと、英中銀目 標の2倍以上のインフレ率による影響に不確実性があることを理由に 挙げた。16日に予定される金融行政委員会(FPC)の初会合で議長 を務めるキング総裁はさらに、銀行は損失の可能性に備えてはるかに 高い資本水準が必要だと付け加えた。

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