米ネットラジオのパンドラ株が急伸、ハイテクIPOブーム再来

15日の米株式市場で、インタ ーネットラジオ局のパンドラ・メディアが上場初日の取引で急伸。イ ンターネット関連株としては10年前のITバブル以来最大の上げ幅 で、これに乗じて利益を得ようとする買いが殺到した。

パンドラ(本社、カリフォルニア州オークランド)の株価はニュ ーヨーク証券取引所への上場初日の取引を終えて8.9%高。同社の ティッカーは「P」。前日のIPOでは計1470万株を1株当たり 16ドルで売却、2億3490万ドル(約189億円)を調達した。価格 は仮条件の10-12ドルを上回った。

5月にIPOを実施したビジネス向けソーシャル・ネットワーキ ング・サービス(SNS)最大手の米リンクトインや、ロシアのイン ターネット検索エンジン会社ヤンデックスの株価は、上場初日の取引 で少なくとも55%急騰、テクノロジー関連企業が投資資金を呼び寄 せている。パンドラの株式公開は発行済み株式のわずか9.2%程度 だったことも、特に投資家には魅力的だった。過去1年間の米テクノ ロジー関連企業のIPOでは平均24%だった。

約25億ドルを運用し、パンドラ株も取得したIPOXシャスタ ー(シカゴ)の創業者、ジョゼフ・シャスター氏は、「活気のある業 界ながら、売り出しの規模は小さかった」と指摘。「それが、買い注 文が入っている要因だ」と述べた。

15日のパンドラの終値は1.42ドル上昇の17.42ドルだった。 今年株式公開を予定している企業の数は、ウェブ関連会社の最初のI POブームが起こった2000年以来で最大となっている。

同社の時価総額はこの日の終値ベースで約28億ドル。昨年の売 上高の20倍に達した。

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