電力中心に社債保証コストが低下、東電株はストップ高-CDS取引

15日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場は、電力銘柄中心に社債保証コストが前日に引き 続き低下基調だった。東京電力の株価が午後になって値幅制限いっぱい のストップ高を付けるなど、電力業界などに対する懸念が後退した。

複数のトレーダーによると、四国電力の5年物が130ベーシスポイン ト(1bp=0.01%)で取引された。ブルームバーグ・データの前日の気 配値と比較して、17bp縮小となった。

政府が福島第1原子力発電所事故の損害賠償を円滑に進める「原子 力損害賠償支援機構法案」を14日に閣議決定したことを受け、原発問 題が収束に向かうと、株式市場の関係者を中心に期待されている。東電 株は2日連続のストップ高で、市場全体の売買高、売買代金ではともに 首位だった。

ほかの電力銘柄の取引は確認されていないが、気配値はこの日も低 い水準で推移した。前日に168bpで取引された中部電力5年物は、C MAの東京時間午後3時30分の気配値で150bp。関西電力の気配値は 前日比13bp縮小の175bpとなっている。

ほかの個別銘柄5年物では、伊藤忠商事が96bpで7.0bp縮小、 日産自動車が89bpで4.5bp縮小、シャープが前日と同じ69bpで取 引された。

日本の投資適格級発行体で構成するマークイットiTraxx日本 指数も前日に続き低い水準。取引は、前日の取引値より9.0bp低い126 bpから始まり、127bp、128bp、129bpと徐々に上げたが、水準は 前日の終値を下回っている。

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