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米シリコンバレーで高級住宅需要回復-相次ぐテクノロジー株公開で

テクノロジー関連企業の株式売り 出しや新規株式公開(IPO)で急増した富が、シリコンバレーの不 動産市場に流入している。裕福になったテクノロジー関連企業の従業 員がサンフランシスコ南郊の住宅価格を競り上げている。

調査会社データクイックの暫定値によると、ソーシャル・ネット ワーク・サービス(SNS)のフェースブックが本社を置くパロアル トでは、一戸建て住宅の販売価格の中央値が5月に前年同月比で20% 上昇し163万ドル(約1億3100万円)に達した。2008年以降で最大の 値上がりだという。ビジネス向けSNSのリンクトインの本社がある マウンテンビューでは、3.1%上昇し95万7500ドル。過去12カ月で 前年同月を上回ったのはこれで9回目。

こうした値上がりは米国の住宅市場低迷に逆行した動きで、全米 レベルでの住宅価格は8年ぶりの安値圏にある。カリフォルニア大学 の不動産・都市経済フィッシャーセンターの代表、ケネス・ローゼン 氏は、取引初日に株価が2倍に急騰したリンクトインのIPOやフェ ースブックの株式公開見通しを受けてシリコンバレーの一部の都市で 2013年にかけて住宅ブームが巻き起こると予想した。

ローゼン氏は電話インタビューで「この話は始まったばかりであ り、今後数年で大きく拡大すると見込まれる」と述べ、「大金を手にし た若者たちが住宅を買いたいと思うのは当然だ」と指摘した。

ブルームバーグの集計データによると、今年初め以降にIPOを 申請した企業は300社近くに上っており、2000年以降の同じ期間では 最多。そのうち1割余りはカリフォルニア州の企業。シリコンバレー は米国の新興企業の集積地で、全米ベンチャーキャピタル協会による と、ベンチャーキャピタル(VC)会社の昨年の投資額233億ドルの 約4割がシリコンバレーに流れ込んだ。

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